下肢静脈瘤日帰り手術|たまる循環器内科・静脈瘤クリニック|門戸厄神駅より徒歩1分

〒662-0825 兵庫県西宮市門戸荘15-13 2F
tel.準備中
ヘッダー画像

下肢静脈瘤日帰り手術

下肢静脈瘤日帰り手術|たまる循環器内科・静脈瘤クリニック|門戸厄神駅より徒歩1分

下肢静脈瘤の日帰り手術

下肢静脈瘤のイメージ

下肢静脈瘤の根治治療としてかつて主流であったストリッピング手術は、皮膚を切開し、異常な静脈をワイヤーで引き抜く方法です。この手術は確実に静脈を取り除くことができるため、再発率は低いものの、全身麻酔または腰椎麻酔が必要であり、術後の痛みや内出血が生じやすく患者様の負担は小さくありませんでした。 近年では、より低侵襲で患者の負担を軽減する治療法として血管内治療が主流となっています。カテーテルを異常な静脈内に挿入し、レーザー等を用いて血管を閉塞させる方法で、切開を伴わず、局所麻酔のみで行うことも可能なため日帰りで手術が施行できるようになりました。血管内治療の登場により、患者様への負担が大幅に軽減され、より安全で効果的な治療が可能となりました。

当院では、下肢静脈瘤の日帰り手術治療として以下の二つの治療法を提供しています。どちらにもメリット・デメリットがあり、どの治療を選択するかは患者様のご病状やご希望に依ります。お気軽に当院までご相談ください。

血管内レーザー焼灼術

血管内レーザー焼灼術

カテーテルを静脈内に挿入し、レーザーを用いて静脈を内側から焼灼し、閉塞させる治療法です。当院では、最新の1470nm波長レーザーを導入し、高い成功率と低い再発率を実現しています。従来の治療方法であるストリッピング手術のように静脈を抜き去る必要がないため、局所麻酔下(ご希望の方は静脈麻酔を併用)で施行でき、傷口も小さくて済み、日帰り手術が可能です。また保険治療ですので患者様の金銭的負担も軽減されています。

手術日当日の治療の流れ

  1. 手術台に横になっていただき、点滴の準備や心電図と血圧などのモニターを装着します。
  2. 超音波検査で静脈の状態を確認し治療部位を決定します。
  3. 足を消毒し、手術開始です。
  4. まずは局所麻酔を行い針を刺す部分の痛みを和らげます(ご希望により静脈麻酔を追加することもあります)。TLA麻酔(静脈周囲への麻酔)も行います。
  5. 超音波検査で静脈瘤の位置等確認しながらカテーテルを挿入しレーザー焼灼を行います。
  6. 焼灼が終わればカテーテルを抜去し止血を行います。
  7. 弾性ストッキングを着用し手術室から退室します。術所要時間は約30~60分が目安です。
  8. 手術終了後、リカバリールームで15分ほど休んでいただき、その後ご帰宅となります。
  9. 1週間以内に超音波検査を行い、傷口のチェックを行います。
  10. 以降は1~数か月毎の外来経過観察を行います。

メリット

  • 切開が不要で傷跡が残りません
  • 治療時間が短く(30~60分程度)、日帰り手術が可能
  • 局所麻酔で行うため、体への負担が少ないです
  • 施術後すぐに歩行が可能で、早期に日常生活に戻れます

注意点

  • 施術後、軽い腫れや内出血が見られることがありますが、通常は数週間で改善します。
  • まれに色素沈着が起こることがありますが、多くは時間とともに薄くなります。

グルー治療

医療用接着剤(グルー)を用いて静脈を閉塞させる治療法です。​カテーテルを使用して接着剤を注入し、静脈を閉塞させます。​レーザーや高周波治療のような熱を利用した治療ではないため、周囲組織へのダメージが少なく、術後の痛みも軽減されることがメリットです。反面、接着剤に対する異物反応・アレルギー反応が問題となることがあるため、個々の患者様に応じてレーザー治療かグルー治療を選択します。レーザー治療同様、​局所麻酔下(ご希望の方は静脈麻酔を併用)で施行でき、傷口も小さく、日帰り手術が可能です。また保険治療ですので患者様の金銭的負担も軽減されています。

手術日当日の治療の流れ

  1. 手術台に横になっていただき、点滴の準備や心電図と血圧などのモニターを装着します。
  2. 超音波検査で静脈の状態を確認し治療部位を決定します。
  3. 足を消毒し、手術開始です。
  4. まずは局所麻酔を行い針を刺す部分の痛みを和らげます(ご希望により静脈麻酔を追加することもあります)。
  5. 超音波検査で静脈瘤の位置等確認しながらカテーテルを挿入しグルーによる静脈閉塞を行います。グルー注入毎に体表から圧迫を行います。
  6. 注入が終わればカテーテルを抜去し止血を行います。
  7. 手術室から退室します。術所要時間は約30~60分が目安です。
  8. 手術終了後、リカバリールームで15分ほど休んでいただき、その後ご帰宅となります。
  9. 1週間以内に超音波検査を行い、傷口のチェックを行います。
  10. 以降は1~数か月毎の外来経過観察を行います。

レーザー治療との比較

  • 焼灼を行わないので麻酔量が少量で済み、疼痛がより少ない
  • 焼灼による神経や皮膚熱傷への懸念がない
  • 術後の弾性ストッキングが不要
  • 異物反応やアレルギー反応が起こる可能性があり、アレルギー体質の患者様には不向き
  • 長期間体内に薬剤が残る
  • カテーテルがレーザーのものより太く、蛇行血管や小さな血管・狭小部位には向かない

注意点

  • 施術後、軽い腫れや内出血が見られることがありますが、通常は数週間で改善します。
  • まれに色素沈着が起こることがありますが、多くは時間とともに薄くなります。
PAGE TOP